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写真家との会話

  • Day:2012.07.26 07:41
「一瞬の光でもいいじゃないですか」
とある写真家から言われた言葉。

ガラス作品の撮影は特殊で、
素材の扱いに長けている専門の写真家に依頼するケースが多い。
だが、センスを感じる違う分野の方に、敢えてお願いしてみた。
作品のエッセンスを理解し、また拡げてくれるかもしれない。
それは、あらゆる意味で実りが多い事だ、と感じて。

普段は自分で作品の写真を撮る。
だから、人に撮ってもらう事で自分の違う部分を発見できる。
つまり、自分にとって良い写真家と出会えるかどうかは大事だなと。

展覧会の時は光が限られる室内の場合が多いので
どの角度からも、いつ見ても、美しく見えるという事に捕われていた。
でも、それはどちらかという宝飾品の考え方なのかも。

そうか、一瞬の光でもいいんだ...
もう少し長いスパンで光を感じてもらいたいと思っていたけれど
展覧会の会場に滞在する時間は限られている。
せっかく見に来て下さったお客様をがっかりさせたくない。
両立できる方法を考えている...


数年前のメモを読み返して、懐かしく思う反面、
今でも同じだ、と感じる。


architectural glass は
色や輝きに目を奪われるけれど、
一日の季節の光の移ろいによって刻々と変化する様子が
真骨頂だ、と思う。

そういえば、建築写真のカメラマンは時間に正確だった。
一瞬の光を見逃さないように何があっても仕事の時間に遅れない。
そしてひたすら待つのだ。自分が狙った一瞬まで。
軽く言っているようでいて、中身の濃い「一瞬」なのだ。

この経験を経て、最近は散歩の一瞬を撮ることにしている。
都会の窓はパズルのようなもので
ある日、ある一瞬しか撮れない角度がある。

...なんて、格好をつけてみたりして

写真家との会話

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