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UKからの便り vol.1 - dusty room

  • Day:2012.03.14 07:42
Hが毛布に潜り込んでる。
やっと起きたと思ったのにまたですか。
今日は日差しが暖かいのに。

私はCから届いたメールを見ている。
今UKに行っているのだ。
ロンドンから電車で40分ぐらいのところ。
高級住宅地だが田舎らしい。

美術学校で助手をしているミュウさんという人の家に泊めてもらうそうだ。
彼女はその家を4人でシェアして暮らしている。

写真も添付されている。



UKからの便り vol.1  1



何を撮っているんだか。
通風口だそうだ。
紐をひっぱると開くのかもしれないけれど紐が切れそう。



UKからの便り vol.1  2



時間が止まったようなリビング。
大家さんのものを動かせないのでそのままにしているという。
旅行に行った時の土産物らしきものも沢山飾られている。
全ての時間を含んだ場所なのかもしれない。

「昨日は寒くて、持っている服を重ね着して寝ました」

ベッドのマットレスも年期物なのだろう。
じっとりした寒さが伝わってくる。

「食事が美味しくないと聞いていましたが
昨日はカンパーニュのような美味しいパンをミュウさんが買ってきてくれました。
蜂蜜は白っぽくてクリーミーなの。これがとても美味しいのです」

結構楽しくやっている様子。
しばらくCからのメールが届きそうだ。



Comment

書いている本人が少し離れた場所から
俯瞰して表現をする。。

距離感が自由になる小説的な文体は
その空間が立体的に浮かび上がってきますね

文体だけじゃなく、
言葉のセレクトのセンスがすごく魅力的です

フェノリックノートや
dusty room ・・

タイトルの白黒講話として
落としこまれていくそれらの言葉は

押し花の葉の栞のように
美しい葉脈を永遠に保って、

ノスタルジーにも似たイメージになって
私のなかにしまい込まれていくようです

こういうの読みたかった!!うれしい!!
  • 2012/03/14 11:30
  • ほんだみえ
  • URL
ほんだみえさん

ありがとうございます!

>押し花の葉の栞のように
>美しい葉脈を永遠に保って、

美しい表現ですね。
インスパイアされました。
  • 2012/03/14 12:08
  • むらかみえみ
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