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ホタルノヒカリ

  • Day:2012.07.10 07:31
ホタルノヒカリ

一年ほど前にテレビで見て、本物を見たいと思っていた。

先日、初めてその機会を得た。
といっても、都会の植物センターである。
ボランティアの方によって、養殖されている。
教育の一環としての催しもの。

25分間の蛍の一生のビデオを見たのだが、虫である。
卵が孵った次の段階から、
「かわいい!」「きもちわるい!」
子供たちの声が同時にあちこちから聞こえて、微笑ましい。
大人は黙って、口元に手をやる。

さて、ビデオを見終えて移動した。
黒い大きなネットでホール全体を覆われた会場に蛍は居た。

草むらの中にLEDの光源を仕込んであるのかと思うくらい、
光の質が似ていた。点滅の感じも。
ふわっと飛んでいる蛍を見て、ようやくこれは本物だと。

黄緑から青みがかった白まで、色は微妙に異なる。
蛍の光は「冷光」といって熱を発さない。
光るメカニズムは、化学反応なのだそうだ。

虫って機械で作ったら、大げさになるものを、
コンパクトなボディでしゃらんと、やってのける。

一年かけて成虫になると水しか飲まず、
二週間という短い期間、次の世代を作る為に光り、飛ぶ。

なんて潔いクールな一生だろう。

蛍が人間を見たら変な生き物って思うかもしれない。
「問題」を沢山作るのが好きな生き物。
生きてるだけで十分じゃないかって。

あ、もしかしたら、私は観察されに行ったのか。

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