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町家の窓

  • Day:2012.07.19 07:36
町家の窓1

飛騨高山を旅した時に立ち寄った町家。

本来は見事な小屋組の梁などに
目を向けるべきなのだけれど、
「陰影礼賛」的な窓に惹き付けられてしまった。

「窓」というより「戸」だろうか。
日本の伝統的な家屋はこの二つの線引きが曖昧だ。
そういうところがモダニズムと共通している。



町家の窓2

そもそも、窓を作る発想自体がレンガの家とは違うらしい。
夏の暑さをしのぐ為に作られているので
風通しの良さが最優先されている。

藁の家のようなものを想像して欲しい。
(納豆の「わらつと」でも可)
それを適当な場所をちょうどいい分量だけ、
風通しをよくする為にグイとかき分ける。
光と風が通るようにいい案配に配置されたのが
窓であり戸。

それをどんどん建具として洗練させていって、
合理的で美しい空間ができ上がってきた。
大雑把にいうとそういう事らしい。

夏の土間の涼しさ、井戸の周りに
集まる人達の心地よさが伝わってきた。
ある世代の建築家達がこよなく愛する町家を見直した。

と言いながら、その辺りの写真がないのは、
井戸を上から見下ろした写真しか撮ってなかったから。
ホラーすぎて、ちょっと… なのである。


こちらのHPに気持ちのよい写真が紹介されているので、どうぞ。
吉島家住宅 重要文化財

参考にした本
『窓のはなし(物語 ものの建築史)』日向進著

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