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ハクモクレンの空

  • Day:2013.03.14 16:41
ハクモクレンの空


わずかに散った
しっとりした白い花びら。
ジャスミンのような
南国の芳醇な香りがした。



向日葵のある夜

  • Day:2012.08.11 12:27
向日葵のある夜


少し湿り気のある空気。
人工の灯りに照らされて
どこへ伸びようか。

ゼリーのような

  • Day:2012.07.17 07:34
プラダの窓3

柔らかい窓をもった建物に見えるが、
曲げガラスの技術と建築家のセンス、施行技術の粋を集めた窓である。

これが出来た時(2003年)は建築雑誌で羨ましく思いながら
開発中の話や写真を眺めていた。
免震構造が可能にした形なのか。

欧米では新しい建築空間には内装、外装とも
デザインを凝らしたガラスが使われることが多いが、
地震の多い日本では、技術的にも心理的にもなかなか難しい。
そして、それをクリアするにはお値段が...

この風船のように膨らんだガラス窓は80万だそうだ。
昔、雑誌で読んだ時にはもっと高かった記憶がある。

と、Bに電話で話したら、

「え、じゃ何枚あるのよ!」と、計算が始まった。

だから、全部じゃなくて、ところどころ、そういう窓が入っているの。

「それにしても、なんでそんなに高いの?」

曲げガラスは歪みができやすいから、割れにくい安全なガラスを作る為には
技術も時間(成形してガラスをゆっくり冷やす時間)もかかるし。
窓枠も特注品だし。構造計算も大変だったと思うよ。
今までにない美しさを作るにはそれなりに大変ってこと。

「ふーん、『プラダを着た悪魔』の建築バージョンって、ことね」

まあ、そんなところ。



設計はスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン
素材の使い方や場に応じたアイディアが作品ごとに違っていて、
形で、この人の作品だとは分からないタイプの建築家。
むしろこんなことを考えるのは、この人達かも、と感じさせるのは
すべてのクリエーションの本質かも。




ちなみに、このタイプの窓には先例がある。

プラダの窓2

コペンハーゲンの古い街で見つけた窓。
ブルズアイという牛乳瓶の底みたいなガラス窓は
イギリスで見かけたことがあるけれど。
この形は珍しい。

その形の理由をあれこれ考えてみたが、分からなかった。
ふくらみによって緯度の低い冬を明るく照らしたのかもしれないし、
街の話題になりたかったのか。

そういう所は昔も今も、変わらないものだから。

ホタルノヒカリ

  • Day:2012.07.10 07:31
ホタルノヒカリ

一年ほど前にテレビで見て、本物を見たいと思っていた。

先日、初めてその機会を得た。
といっても、都会の植物センターである。
ボランティアの方によって、養殖されている。
教育の一環としての催しもの。

25分間の蛍の一生のビデオを見たのだが、虫である。
卵が孵った次の段階から、
「かわいい!」「きもちわるい!」
子供たちの声が同時にあちこちから聞こえて、微笑ましい。
大人は黙って、口元に手をやる。

さて、ビデオを見終えて移動した。
黒い大きなネットでホール全体を覆われた会場に蛍は居た。

草むらの中にLEDの光源を仕込んであるのかと思うくらい、
光の質が似ていた。点滅の感じも。
ふわっと飛んでいる蛍を見て、ようやくこれは本物だと。

黄緑から青みがかった白まで、色は微妙に異なる。
蛍の光は「冷光」といって熱を発さない。
光るメカニズムは、化学反応なのだそうだ。

虫って機械で作ったら、大げさになるものを、
コンパクトなボディでしゃらんと、やってのける。

一年かけて成虫になると水しか飲まず、
二週間という短い期間、次の世代を作る為に光り、飛ぶ。

なんて潔いクールな一生だろう。

蛍が人間を見たら変な生き物って思うかもしれない。
「問題」を沢山作るのが好きな生き物。
生きてるだけで十分じゃないかって。

あ、もしかしたら、私は観察されに行ったのか。

窓 - emerald

  • Day:2012.07.04 07:37
窓 - emerald


鏡よ鏡、鏡さん、世界一美しいのはだ〜れ。
そんな遊び、やったことあったかな。

夜の窓ガラスに映った自分に語りかけても、
大したものは見えやしない。

小さな子供って鏡の後ろに回って、
自分の姿を確かめようとする。

意外と素敵なものを見つけているのかもね。